説教塾の皆様に

平野牧師の植村を読もう!という呼びかけに続いて、吉村和雄牧師の植村の説教の訳(!)が提供され、びっくりしました。感謝しました。一読して思わず涙しました。吉村口語訳も上手です!

植村正久牧師は,私の母に洗礼を授けたひとです。全く信仰の言葉に触れたこともなく前橋から出てきたばかりであった植野すずという娘が、たまたま徳川家に女中として務め、女中頭になったとっころで、徳川家に伝道を志した元旗本、植村牧師に出会い、たちまち傾倒し、洗礼を受けました。このことがなかったら、今の加藤常昭牧師もなかったでしょう。そしてまさしく母は,この説教が語る祈りのひとでした。霊性に生きたひとです。平凡な主婦でしたが。吉村訳の説教を読んで涙したのも、そういう理由があるからでもあるでしょう。もちろん、説教そのものの力に撃たれたからですが。でも、吉村さんの文章を読んで、植村そのひとの原典を読まないで済ますことはしないでください。少し難解でも日本語なのですから。

 ところで切実なお願いがあります。東京説教塾例会で降誕を語る説教を学びました。それは私ども自身が、降誕説教を語る助け、導きとしてでした。そこで今年の降誕の祝いに、皆様自身がどんな説教をしたか。メイリングリストに投稿しませんか。降誕主日、あるいは24日、25日に語られたものでもいいでしょう。録音しかなかったら、それでもいいでしょう。皆でそれを聴き、読んで楽しみ、ホームページに残しませんか。お願いします。是非お願いします。

一年間、どなたもご苦労様でした説教塾でもいい交わりができ、学びができました。望みと愛を新しくして新年をあゆみだしてください!

 主の平安を祈ります!

 加藤常昭