ハイデルベルク大学が大学創立600年の歴史を祝った1986年、同神学部は世界14か国から30名の説教学者を招いて記念シンポジウムを行った。その最後に、各国で説教の研修・研究を強化しようと申し合わせた。 それに応えて、同シンポジウムに出席した加藤常昭が声をかけ、わずかひと握りの説教者たちが集まって、毎月一度の勉強会が始まった。 2008年、開塾以来20年を経過した今、北海道から沖縄まで13地域での集いが生まれ、泊まりがけのセミナーその他の説教塾の学びに参加する説教者たちの数はほぼ200名を超え、その所属する教派は20を超える。